さよなら絶望先生 大槻ケンヂと絶望少女達「絶望葬会in日比谷野音」
男性声優陣によるトークと音楽ライブの二部構成がアナウンスされていた今回、
客層は中々のカオスっぷり。
リハーサルが押していたらしく開演も10分強遅れてのスタート。
「第一部:神谷浩史と絶望少年達」によるトーク
(神谷浩史、上田耀司、杉田智和、寺島拓篤、水島大宙)
絶望放送を軸とした約40分のステージ。
ラジオは未聴なので細かいネタまではわからなかったが、杉田のフリーダムっぷりと良子ロイドに救われた。
このトーク部分のみ後日ネット配信されるとか。
「第二部:絶望少女達/大槻ケンヂと絶望少女達」によるライブ
(絶望少女達…井上麻里奈、後藤沙緒里、後藤邑子、真田アサミ、新谷良子、野中藍、松来未祐)
最初は絶望少女達のみによるステージ。音源はカラオケ。
トークからライブへの切り替えがぎこちなかったり、1曲目がミドルテンポの「絶望レストラン」だったりしてスタートダッシュにつまづいたまま最後までいってしまった印象。
正直盛り上がりは微妙。
オーケン&バンドへの転換の間に欠席だった谷井あすか、沢城みゆき、小林ゆうの3名が各自ビデオレターで登場。
愚痴が本気っぽかった谷井。程よい投槍感が良かった沢城。
そして最後の小林ゆう激情、もとい劇場。
カオスとしか言いようが無い内容で会場を歓喜と混乱の渦に。
後でオーケンも言っていたがあらびき団に持ってったほうが良い。
確実に今回のハイライトといえる場面。その場にいない人間が一番のインパクトを残していった。
小林ゆうの余韻が冷めぬまま大槻ケンヂと絶望少女達のライブへ。
1曲目から「人として軸がぶれている」で会場も白熱。
オーケンの存在でやっと本番という雰囲気に。
しかし痛かったのは今までのイベントで中核を担った沢城・小林両名の不在。
絶望少女達の中でバンドの音に負けてなかったのは真田と新谷くらい。
井上も小林のシャウト部分の代役で頑張ってはいたが流石に荷が重すぎた。
「ほとんど初対面のような人ばっかり」と言うオーケンのMCも今回はやけにへりくだっていた印象。
セットも短いし「綿いっぱいの愛を!」やって欲しかった。
ラストの「林檎もぎれビーム!」の大合唱でなんとか丸く収めた格好。
最後は全員登場して締め。20時きっかりに終了。
上述したが沢城・小林の不在が痛すぎた。2人がいれば絶望少女達のみのライブもなんとかなっていたかと。
その分人数でカバーという目論見だったかも知れないが、かえってリハ不足が露呈する結果に。
値段の割に合わない公演時間の短さも気になる。立地上、野音は時間に厳しいらしいが…
駄目だったわけではないが、内容詰め込みすぎで全体的に不完全燃焼。
もし有るならば次回は是非以前のリキッドライブのスタイルでやって欲しい。