W杯GL所感
グループA(ウルグアイ、メキシコ、南アフリカ、フランス)
上位3国は実力通りの内容と結果。フランスが酷過ぎた。優勝を狙える力は無いにしろGL突破くらいは容易だったはず。内紛云々よりも初戦から攻撃にイマジネーションが感じられなかった。
グループB(アルゼンチン、韓国、ギリシャ、ナイジェリア)
攻撃に関してはメッシが全て。3試合1失点の守備は他3国の攻撃力が乏しい結果。韓国は順当。下位2国は試合を組み立てる選手が不在だった。
グループC(アメリカ、イングランド、スロベニア、アルジェリア)
アメリカの独壇場。イングランドはそもそもこんなもんかと。スロベニアのGKハンダノビッチは今大会トップクラス。まだ25歳だ。アルジェリアは個人技に秀でた選手が1人いれば。
グループD(ドイツ、ガーナ、オーストラリア、セルビア)
ドイツの勝負強さは流石としか。ガーナはアフリカらしからぬ地味なサッカー。豪州はケーヒルの退場が痛い。セルビアはチームとしての完成度は高いが決定力不足。
グループE(オランダ、日本、デンマーク、カメルーン)
オランダは爆発的な攻撃力は見せなかったが試合巧者に。日本はサプライズ。デンマークは運動量不足、カメルーンはお家芸の内部崩壊。
グループF(パラグアイ、スロバキア、ニュージーランド、イタリア)
今大会最大の驚きを提供したのはNZ。攻撃面は世界レベルには遠いが、270分間貫き通した守備の安定感が光った。「史上最低のアズーリ」は評判通りの結果に。
グループG(ブラジル、ポルトガル、コートジボワール、北朝鮮)
ブラジルのサッカーは見ている側からは退屈そのものだが相手にとっては脅威。ポルトガルはサイド攻撃に比重が偏りすぎている。下位2国は仕方ない。
グループH(スペイン、チリ、スイス、ホンジュラス)
スペインはイニエスタ不在時に予想以上の戦力ダウン。チリの攻撃性は圧巻だが決定力に不安。スイスは攻撃も守備も伝統通り。ホンジュラスはノーインパクト。
ついでに8強の予想。
ウルグアイ − 韓国 …トップ陣が好調なウルグアイに分有り。
アメリカ − ガーナ …勢いのあるアメリカがそのまま行くか。
ドイツ − イングランド …守備的な展開で1点勝負なら間違いなくドイツ。
アルゼンチン − メキシコ …アルゼンチンを脅かす程の力がメキシコにあるか。
オランダ − スロバキア …案外打ち合えるスロバキアも面白い存在だが。
ブラジル − チリ …力の差は拭えないか。
パラグアイ − 日本 …期待も有るが他の2位通過国に比べれば望みはある。
スペイン − ポルトガル …GL失点ゼロとはいえ、スペインの攻撃陣がそれを崩すのはさして難しく無い筈。