11/3 Hostess Club Weekender Day 1


Zepp Divercity Tokyo


今回で3回目となるHostessレーベル主催のフェス。
前回までの恵比寿ガーデンホールから会場を移しての開催。
客入りは6〜7割?かなりゆとりを持って観ることが出来た。
初日はヘッドライナーのDinosaur jr.を筆頭に5組のバンドが来日したが、フルで観たのは2組だけ。


...And You Will Know Us by the Trail of Dead
2001年のサマーソニック以来11年ぶりの来日。
今回は99年リリースの「Madonna」を演奏。
ギターとドラムが頻繁にパートチェンジを行い、轟音を響かせながらも芯の通った演奏。
ボーカルのヘタウマ加減が程良いエッセンスとなり適度な親近感を沸かせる。
終始熱の籠ったパフォーマンスは実にロック。
個人的に次回は是非「Source Tags & Codes」の楽曲を聴きたい。


Fucked Up
カナダのハードコアパンクバンド。
なんと言っても目を引くのはフロントマンのPink-Eyesことダミアン。
ハゲ・ヒゲ・デブの大男が早々にシャツを脱ぎ上半身裸でフロアを縦横無尽に暴れ回る。
普通なら絶対に近寄りたくない光景であるが、彼のもとには人が集まり、唄い、叫ぶ。
彼らが只のイロモノで終わらないのには演奏陣の確かな技術と心躍らせるビートがあるからだろう。
最前方ではダミアンの暴れっぷりに負けじと盛んなピットメイキング。
この日のラインナップを見れば比較的大人しめな客層だと思うが、この時ばかりはパンクフェスの様相。
実際、モッシュに興じる人たちの多くはカバンや上着を着用したままだった。
演奏終了後もダミアンは観客とハグや握手を繰り返しながらゆっくりと退場。
感動的な時間を味わったと共に、フジロックで見なかったことを後悔。


文化祭シーズンということもあって客入りは苦戦していたが、観てる分には楽なイベント。
再入場も出来るのでDivercity内で気軽に食事休憩が出来るのも有難い。
次回開催も既に決まっており、Vampire Weekendなどが出演予定。